2012/05/23

第7回 軽井沢スイーツ博2012 (プレス発表会) VOL.2

今年で7年目を迎える「軽井沢スイーツ博」。

メインとなる「ステージ」に関しては、「第7回軽井沢スイーツ博2012 プレス発表会VOL.1」でご紹介していますので、よろしければそちらもご覧下さい。


さて、ここでは「ステージ」以外に体験できるスイーツサーカスの数々を
ご紹介しますね。
「ステージ」は1名3500円のチケットを購入し、着席によりスイーツのフルコースを
楽しめる内容となっていますが、下記にご紹介する内容はチケットがなくてもOK。
8月7日~10日は避暑がてら軽井沢でおいしいスイーツを楽しむ・・・という欲張りな
楽しみ方もできちゃいます。


●スイーツで世界の旅~ジャーニー~
 (8月7日~10日 10:00~20:00/チケット不要)

スイーツサーカスの面々が世界各国を旅して見つけた
とっておきのスイーツを紹介するこのコーナー。

スペインのチュロス、シンガポールの「アイス・カチャン」、トルコの
「ドゥンドゥルマ」、アメリカの「カップケーキ」など、ユニークなスイーツが
楽しめます。







































今日のプレス発表会では、この中から「アイス・カチャン」が紹介されました。

 シンガポールのかき氷といったデザートも、浅間の天然水を使っているのが
星野リゾート流の演出。フルーツや花豆の入ったかき氷に、
フレッシュハーブのシロップをかけて頂きます。

当日は、これを含めて6ヵ国のスイーツを味わえるのが楽しみ!







































●スイーツショップが集結~バザール~
 (8月7日~10日 10:00~20:00/チケット不要)

 スイーツ博期間中、人気のスイーツショップが集結、約50種類の様々なスイーツが揃います。
出店予定の店舗は、パティスリー・ル・ポミエ、パティスリー ラ・ヴィエイユ・フランス、
パティスリー・ジュン・ウジタ、パティスリー・アカシエ、ホテルブレストンコート。
各店のスペシャリテを詰め合わせた限定スイーツボックスや、スイーツサーカスを
テーマにした限定スイーツも登場するとのこと。

ステージのチケットが当たらなかった・・・という方も
こちらのバザールはチケット不要ですので、気軽に立ち寄ることができます。
普段は足を伸ばさないと味わえないパティスリーの商品が
軽井沢で楽しめる、という期間限定の企画です。


●~ラウンジ~
(8月7日~10日 /チケット不要)

ブレストンコート1階のくつろぎの空間、ラウンジ。
















期間中は、スイーツサーカスのメイン会場で提供される一皿を
こちらのラウンジでも味わえるそうです。

オープンテラスの前には色鮮やかな緑の景色が広がり、
ここでのんびりと、爽やかな風を感じながらのティータイムは至福の時間。
今日は短時間の滞在だったので、また早くここに来る時間を作りたいなあ
としみじみ感じました。


●グランドフィナーレ
(8月10日 17:00~/チケット不要)

最終日には、実は重要なイベントがあるのです。
それは「第5回スイーツ博コンクール」の結果発表&表彰式。

今年で第5回目を迎えるこちらの催しは、製菓系の学生を対象に、
若い才能の発掘と育成を目的とした洋菓子技術コンクール。
毎年日本全国から150名程の応募があり、今年もすでにエントリーを開始しています。






















今年の自由課題は「カシス」。

単に技術を競うだけではなく、農園で実際に収穫するところからはじめ、
素材について学びながら表現するという点がこのコンクールの特徴であり、
非常に有意義な点だと思います。

スイーツ博最終日の8月10日には、結果発表と表彰式が行われ、
優勝者にはフランス研修ツアーが授与されます。
どんな学生が、どのような作品でアイデアと技を競うのか楽しみです。


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このように、いろいろな「ワクワク」や「驚き」など新しい出会いが用意されている
軽井沢スイーツ博2012。
スイーツ好きな方にはぜひ注目して頂きたいイベントですが、
メイン会場のチケットが手に入らなくても楽しめる内容もあるので、
ドライブの途中で立ち寄る、というのも良いかと思います。

今年も節電の夏、個人的には避暑を兼ねてスイーツ博に行く・・・!
というのをこの夏の目標にしたいと思っています。

軽井沢スイーツ博2012 の詳しい内容やお問い合わせ等は
ホテルブレストンコートのHPをご覧下さい。


第7回 軽井沢スイーツ博2012 (プレス発表会) VOL.1

今年で7年目を迎え、軽井沢の夏のイベントとして定着した
ホテルブレストンコートの「軽井沢スイーツ博」。

本番に先駆けて行われたプレス発表会に参加してきました。






















今年のテーマは「スイーツサーカス」。スイーツが織り成す
ワクワクやドキドキ、驚きに満ちた夢の世界。
文字通り、サーカスのように目の前で次々と繰り広げられる
パティシェ達のアイデアと技、そしてホスピタリティには驚くばかり。
これまで行われたきた「スイーツ博」も、毎年趣向を凝らした
素晴らしいものでしたが、今年はテーマのごとく、
まさに“魔法のような”スイーツ、という印象を受けました。


今日のプレス発表会では、今年の「スイーツサーカス」の一部が
お披露目されました。

今日試食した全てを記載するのは、まるで映画の結末を
お知らせしてしまうようで野暮ではないか?という気持ちなので、
写真は控えめにご紹介させて頂きますね。

●スイーツ博の概要
・2012年8月7日(火)~8月10日(金)
・軽井沢 ホテルブレストンコートにて開催
・料金;お一人様 3,500円(税・サ込み/抽選制)
・チケットエントリー期間;6月1日(金)~7月8日(日)
(チケットの購入方法やお申し込みは、ホテルブレストンコートのHPへ)


●スイーツサーカス メイン会場「ステージ」でのスイーツメニュー
~夢の世界をステージで体感~
(8月7日~10日、11:00~、14:00~、17:00~)
(10日のみ11:00~、14:00~)1名3500円、チケットが必要になります。















スイーツサーカスのメイン会場。
音・光・炎・氷・映像による演出でスイーツコースが供されるという
他では味わえない内容。
目の前で繰り広げられる楽しい演出は、どれも初めて体験するものばかり。

合計で6つの“演目”が用意されており、席に着いた私たちの目の前には
見たこともないようなスイーツが次々と運ばれてきます・・・






















全品のタネを明かしてしまうと本番での驚きが減ってしまうので少しだけご紹介。。。
こちらのデザートは演目2の「ピーチバルーン」。

ピンク色のバルーンは割るのがもったいないような気持ちと
早く中を見たい気持ちが入り混じり、ワクワクする一品。
スプーンでコンコンと叩いて割ると、中から甘い香りのピーチメルバが現れます。
















次に、”演目5:ファイヤーワークス”





















フランベしたキルシュをテント型のケーキにかけると
みるみるうちにテントが青白い幻想的な炎に包まれます。

炎が消えた後、そっと口に運ぶと・・・
ほんのりとした温かさとひんやり感、やわらかい口当たりと
カリっとした食感、といった具合にいろいろな要素が楽しめるスイーツ
になっていました。

目で見て、炎と共にふわりと香る甘い香りを嗅ぎ、
温度や食感を感じながら食べるスイーツ。
こんなふうに五感を使う一皿は、
ここでしか楽しむことのできないライブ感。



そして”演目6:フィナーレ”。
















パティシェたちが音楽に合わせて魅せる技のパフォーマンス。

大きな鏡面を1枚の絵のように仕上げていきます。

どんなパフォーマンスかは、当日のお楽しみ・・・!


ゲストは、完成した大きな1枚の絵のようなデザートから
思い思いに好きなお菓子を取って食べることができます。
















今日のプレス会では3つの演目がお披露目されましたが、
8月7日~10日の本番では6つも楽しむことができます!

どれも、見たことがないような仕掛けのスイーツばかり。

でも私が感じたことは、非常に斬新なアイデアで未知の世界の驚きがありながら、
全てのスイーツの「味」と「質」がきちんとしているということ。
ただ奇をてらっているのではなく、根底にはパティシェの方々の
しっかりとした技術がある、と実感するクオリティなのです。


抽選制とのことなので、チケットが買えるどうかもドキドキですが、
ご興味ある方はこの”夢のようなスイーツの世界”をぜひ体験してみてください。

お客様を喜ばせようというホスピタリティを随所に感じるこのイベント、
一般のスイーツファンはもちろんのこと、洋菓子を仕事にされている方にも
とても刺激になると思います。(かくいう私も、毎年注目しているイベントで、
その内容には毎回感激しています。)

スイーツ博の「ステージ」以外の内容についても
引き続きVOL.2でご紹介します!

2012/05/12

ドゥバイヨルNEWデザートVol.4

ドゥバイヨル丸の内店リニューアル後のデザート3品目は「オリジナルガトー」。

ドゥバイヨルオリジナルレシピのケーキ食べられるのは店内のみ。

























この日は「オロール(=オーロラを意味)」という、フロマージュブランのムースに
ベリー系の味わいを合わせたガトーを頂きました。
白から淡いピンク、濃い紫まで、色合いの組み合わせを目でも楽しめる一品。

フロマージュブランのムースと、甘酸っぱいベリー系のコンポートは
もちろん相性が良く、さっぱりとした味わい。初夏のイメージに合うケーキでした。

月1回のペースで商品が変わるそうなので、どんなケーキがあるかは
ぜひ店頭で確認してみてくださいね。

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今回のリニューアルで新たに加わったデザート3品。
フィユテポム、クレームブリュレ、オリジナルガトーは、いずれもコーヒー・紅茶など
ドリンクとセットで1300円。(店内のみ)
どれもボリューム感はあるので、飲み物と共にゆっくりと楽しむことができる
デザートだと思います。

この「ドゥバイヨル」、東京駅直結という場所の良さもあって
私は待ち合わせや打ち合わせ、ちょっとショコラを買う時などに使うことが多く、
お気に入りショップ(カフェ)のひとつです。

リニューアルにより、前よりも明るく素敵なお店になった印象。

朝から夜遅くまでやっているのも利便性が高くて◎です。

ドゥバイヨル=ショコラティエのイメージが強かったけど
今回のリニューアルでは「パティシェ」としての力を打ち出すメニューに
なっているんですね。
デザートを食べながらひとりでゆっくりしたい時、
会社帰りの待ち合わせや自分へのご褒美のティータイムなど、
いろいろなシーンで使えるカフェだと思います。

●ドゥバイヨル丸の内オアゾ店
9:00~22:00(L.O21:30)

ドゥバイヨルNEWデザートvol.3

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ドゥバイヨル丸の内店に新しくメニューに加わったデザート2品目は
「クレームブリュレ」。
フィリップ・レオーのレシピを忠実に再現した一品です。

















味はもちろんのこと、キャラメリゼの具合や提供温度にもかなりこだわり、
試行錯誤を繰り返してようやくシェフからOKが出たという、ドゥバイヨルの自信作。
テイクアウトはできないので、お店でしか食べられないメニュー。
















早速スプーンでひとすくい。
すぐに気付くのがたっぷりのバニラビーンズ!!とても贅沢に使われていて
バニラの豊かな風味が口の中に広がります。
ひんやり冷たい温度と、パリパリのキャラメリゼを楽しめるのは
やはりその場で食べるデザートならではの味。

クレームブリュレって、プリンぽい感じでサラッとしたものから濃厚なものまで
各店いろいろとあると思うけど、こちらのクレームブリュレはかなり濃厚派。

そのため、この薄いお皿にも秘密がある!と感じました。
スプーンでひとすくいした時に、香ばしさやほろ苦い味わいのキャラメリゼ部分と、
ねっとり濃厚なクレームの層のバランスは、この薄いお皿がベストなのだと思います。

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次に、リニューアル後のデザート3品目は「オリジナルガトー」。
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ドゥバイヨルのNEWデザートvol.2

ドゥバイヨルのグランシェフ、フィリップ・レオーは、2000年にグラシエ(氷菓)部門で
M.O.F(フランス最優秀職人)を取得し、現在はドゥバイヨルのシェフ・パティシェを
つとめています。
丸の内店では、これまで提供されていたショコラやアイスクリームに加え、
フィリップ・レオーが細部にまでこだわったデザートメニューが新たに仲間入り。

●フィユテ ポム

















薄くのばしたパイ生地の上にはカスタードクリームとりんごのスライス、
ドゥバイヨル特製のグラスヴァニーユ(バニラアイスクリーム)をトッピング。
周りにはアングレーズソースが添えられています。

こちらのデザートのポイントは、”食感”と“温度”。
適度にサクッとしたパイ生地と、りんごスライスの食感をまず楽しみ、
次にグラスヴァニーユのひんやり感や、アングレーズソースを絡めながら
味の組み合わせを楽しむ・・・
アツアツのパイにアイスクリーム、という組み合わせは良くあるけど
このフィユテポムは非常に微妙な温度。
食べたときに一瞬、「え?意外とぬるい?」と感じたのですが
これがフィリップ・レオーがこだわった温度。ほんのりと温かく感じる程度で、
グラスヴァニーユも最後までとけすぎずに、楽しむことができるんです。

なるほど。これは食べて実感するパティシェのこだわり。
とてもおいしくて、ペロリと食べてしまいました。
見た目にはボリュームのある一皿だけど、グラスヴァニーユのさっぱり感や
わりとしっかりとした塩味のパイ生地がアクセントになっていて、
甘すぎず、そして最後まで飽きずに食べられます。

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2品目は「クレームブリュレ」をご紹介。
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ドゥバイヨルのNEWデザート

ベルギーの高級パティスリー、「DEBAILLEUL(ドゥバイヨル)」。

今年3月に丸の内オアゾ店がリニューアルされ、店内の雰囲気も
デザートメニューも新しくなりました。

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丸の内オアゾ1Fにある「ドゥバイヨル」。

マカロンやギフトボックスなど可愛らしいディスプレイケースが
目を引きます。


































白を基調とした明るい店内。
ショーケース右手にはアイスクリーム、左側にはショコラやギフト等が並びます。

店内はベルギー本国のデザイナーが打ち出したコンセプトに基づきデザインを一新。
白い柱に描かれたアートや壁面に飾られたフレームなど、その色合いや質感、
組み合わせなど細かいところにまでデザイナーのこだわりが表現されています。

リニューアルのコンセプトは“ブルジョア ボヘミアン”~自由奔放なブルジョワスタイル。

実際に席に座ると、ただきれいでおとなしいといったことではなく、
ところどころにユニークさやデザイン性が感じられる空間だと感じました。
これまでのドゥバイヨルは、丸の内という場所柄、打ち合わせと思われる
男性客の姿が多かったのですが、リニューアル後はガラリと雰囲気が変わり
女性が多くなった印象を受けました。1人でも入りやすく、ゆったりとした気分で
過ごせる雰囲気になったと思います。


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さて、リニューアル後の目玉はグランシェフ フィリップ・レオーが手がける
こだわりのデザート。
ドゥバイヨル=ショコラ、というイメージを持っている方も多いと思いますが、
本場ベルギーで受け継がれている「ドゥバイヨルのデザートの世界を伝えたい」
という思いが、今回のデザートメニューに表現されています。

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