2012/09/30

スパークリングワインとスイーツのマリアージュ



9月29日(土)は、サントリーのワインショップ「カーヴ・ド・ヴァン」主催の
スパークリングワイン試飲&即売イベントでした!

32種類のスパークリングワインがずらりと並び、
好きなものをテイスティング、購入できるこの会。

ワインの試飲イベントなどで、スパークリングがいくつか並んでいる
ことはありますが、ここまですべて「泡モノ」というイベントも珍しい!
当日も、「泡モノが好き」「飲み比べられるのが楽しい」
といった参加者からの声が多数ありました。

私はこのイベントで、「スパークリングワイン&スイーツのマリアージュ」
に関するミニセミナーを担当。
マリアージュとは?といった基本や、合わせる時のポイント等を
簡単にお話させて頂きました。

実際に、2種類のスパークリングワインに合わせたスイーツも選定して、
ご紹介。

「クレマン ド ブルゴーニュ ロゼ フランソワ ミクルスキ」
にはダロワイヨのいちごのメレンゲを。

「モスカートダスティ2011(チェレット)」には、コンパーテスショコラティエから
ラブフルーツ(アップル)をセレクト。

ロゼのピンク色とメレンゲの可愛らしい色合いは
見た目の印象も意識して揃えてみました。

りんごのドライフルーツとモスカートダスティは、合わせることで
ワインの良さが引き立つ組合せだと思います。

(この日は、ワイン&スイーツの写真が撮れずに残念・・・!
会の様子は、下記の「カーヴ・ド・ヴァンfacebookページ」にも出ていますので
よろしければこちらをご覧ください!

⇒カーヴ・ド・ヴァン facebookページ


ひとことにスパークリングワインといっても、
これだけいろいろと飲み比べると、確実に自分の好みがクリアになりますね!
ある程度自分の好みがわかったうえで、
「じゃあこういうタイプはこんな食事と合わせよう」とか、
「このロゼならこんなスイーツに合いそう!」といったイメージがはっきりしてきます。


やっぱり、「比べて」「知る」ことは面白い。
そして重要。


ワインが好きな方々との交流もできて、とても楽しいイベントでした。

2012/09/20

スイーツに関する講座@日本スイーツ協会

来月10/14に、スイーツプランナーとは?というテーマで
お話させて頂くことになりました。

対象は日本スイーツ協会のスイーツコンシェルジュ会員の方々。


スイーツ業界でのお仕事を志す方、
スイーツが大好きで、何かしら関わっていきたい、と思っている方、
講座への参加動機やこれから進む道は様々だとしても、
スイーツを接点にお話できるのは、私にとって嬉しい機会です。


何かしらヒントになるお話ができたら、と思っています!

ご興味ある方はこちらのHPをご覧ください。
日本スイーツ協会HP

2012/09/14

気を付けていること

ここのところ毎日慌ただしく、ついつい時間がないとか
忙しいと口にしてしまいそうな自分を反省。

以前、本で読んだか何かで記憶しているこの一文は
私が大好きな(というか、いつも肝に銘じておこうと思っている)もの。

「時間がない、というのはウソ。
時間は作り出すもの。最初からまとまった時間などはないのだから。」

確かにそうだと思う。

TVのCMも、15秒あると結構いろんなことを伝えられるんだなー
と思って見てみると、別の発見がある。


最初からまとまった時間なんてないからこそ、
1分、1秒のこま切れ時間を大切にしないといけないなあ
って思います。

自分への反省をこめて!

2012/09/12

9/29 スパークリングワインのイベント

今月最後の土曜日、9/29にサントリーさん主催の
スパークリングワイン試飲&即売イベントが行われます。

そこで30分ほどのミニセミナーをお手伝いすることに。

テーマはスパークリングワインとスイーツのマリアージュ。

当日ご紹介するスイーツを選ぶために、
ここに写っている商品以上にいろいろなものをテイスティング。
何種類くらい試したのかなあ?

かなりのアイテムを試して、おすすめマリアージュを選定しました!
昨日無事に打ち合わせも終えて、少しずつ準備を進めています。


当日、会場にいらっしゃる方々とお会いできるのが楽しみです。























イベントの詳細はこちらから(pdfへリンクします。)

主催者;ワインショップ カーヴ・ド・ヴァンのHPはこちらから。

2012/09/10

アンリ・ルルーの新作発表会 VOL.2/ノエル

今年のテーマは「デクリネゾン」。

1種類の素材に様々な調理法を施し、バラエティに富んだ表現方法を示す、
という意味。(VOL.1のほうにもご紹介しています!)

クリスマス限定商品にもそのテーマが生かされています。

先日の新作発表会で、一足先に試食させていただいたのは
「ビュッシュ・デクリネゾン・クリスティーヌ」と、
「ビュッシュ・デクリネゾン・タタン」の2品。


まずは、「ビュッシュ・デクリネゾン・クリスティーヌ」。























ボンボンショコラの「クリスティーヌ」のデクリネゾンを表現した
今年のビュッシュドノエル。
シナモン、カルダモン、スターアニスなどがブレンドされた「クリスマススパイス」
をきかせたスポンジに、キャラメル風味のクレームブリュレ、ムースショコラが
加わり、お互いを引き立てています。


そしてもう1品、「ビュッシュ・デクリネゾン・タタン」。






















こちらは”タルトタタン”がテーマのケーキ。
キャラメリゼしたりんごのコンポートとムース、さらにりんごのキャラメルシロップ
に浸して、キャラメリゼしたスポンジ生地で包みこんだタタン(りんご)尽くしの一品。
隠し味には、りんごと相性の良いシナモンの香りとショコラ・レ(ミルクチョコレート)の
風味を加えているとのこと。


りんごとショコラの組み合わせって、他店、他ブランドでも確かにある。
でも、実は意外と難しい。

本当にたくさんのショコラを食べてきた中で、おいしい「りんご&ショコラ」
に出会えなかったけど、これはおいしくてかなり好みです!



この日は一口サイズで試食が用意されていたので
本番サイズはノエルのお楽しみ。

(プチサイズもかわいくて、思わず1枚撮影!)



















今年のクリスマスは、この他にも、ボンボンショコラの味わいを表現した
クリスマス限定商品が3種類発売、計5種類のケーキが楽しめます。


日本では塩キャラメルで一躍大人気となったアンリ・ルルー。

ショコラティエ(チョコレート職人)であり、キャラメリエ(キャラメル職人)である
アンリ・ルルーならではの表現に触れられる今年の新作は
大人だから楽しめる世界だと感じます。


※クリスマス限定商品はまだHPに掲載されていませんが
アンリ・ルルーのwebサイトへはこちらから。

2012/09/08

アンリ・ルルーの新作発表会 VOL.1

先日、「アンリ・ルルー」の新作発表会にお招きいただき
会場となる青山へ行ってきました!


建物の2階へ上がると、まるで誰かのおうちに呼ばれたかのような
素敵な空間。大きな白いテーブルにはお花が飾られ、
その色とリンクするような一口サイズの試食がセッティングされていました。


















今年のテーマは「デクリネゾン」。
料理用語としては、「1種類の素材にさまざまな調理法をほどこし、
バラエティに富んだ表現方法を示す」という意味。

たとえば「苺」という1つの素材を、ショコラにしたり、キャラメルにしたり、
アイスやコンフィチュールにしたり・・・・と様々な表現で
その広がりや違いを楽しむのです。

これは、総合的に表現できる技術や幅の広さがあってのこと。

どんな広がりが体験できるのか、とてもわくわくした気持ちで試食に臨みました。

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まず1品目はFRAISE POIVREの「ショコラ」。


その名のとおり、苺と胡椒のショコラです。

断面をチェックすると、ガナッシュの層と赤いパートドフリュイの層、
2層になっていることがわかります。
口の中に入れると、まずガナッシュが溶け胡椒の香りが広がります。
次にパートドフリュイの味わいに移り、苺の甘い味、そして
最後にダークチョコの味で終わります。

「時間差」による味の立ち上がりを考えて作られた一品。


次は「苺と胡椒」のキャラメル。

テーマは同じでも、まったく違う胡椒の香りに気づきます。

こちらで使われている胡椒は、ネパール産のフルーティーな胡椒で
グレープフルーツのような香りが特徴とのこと。
私は個人的には、日本の「山椒」に近い印象を受けました。

ピリ辛ではなく、鼻に抜ける爽やかな香り。


























そして、苺と胡椒を「コンフィチュール」でも表現。






















こちらも、ネパール産の胡椒が使われていて爽やかな印象。
キャラメルと同じく山椒のような感じを受け、
肉料理に合わせたら面白そう、そんなインスピレーションが生まれる一品。


このように、同じ素材、同じテーマでも、表現するアイテムにより
違う味わいを楽しむことができ、ルルーさんが意図する「デクリネゾン」を
体験することができました。

とはいえ、単なる同じ素材を使った横並びの広がりではなく、
スパイスの使い方や、舌触りなど、それぞれの商品に合った工夫を加えているので、
「3次元の奥行」といえるような広がりを感じます。


個人的には、甘いコンフィチュールをパテなどお肉料理に合わせるのは
高度な技だと思って、なかなか身近なものではなかったのですが、
実際に合わせてみると“目からウロコ”でした。
これは実際にやってみないとわからないな~というのが正直な感想。

おいしいコンフィチュールに、おいしいパンとおしゃれなパテがあれば
おもてなしメニューにぴったりかも。(もちろん、それに合うおいしいワインも!)





2012/09/06

Simple is best!

パリから帰ってきた友達からもらったお土産。

食を仕事にしているだけあって、(そして、パリに10年以上
住んでいることもあって)、いろいろなものを知り尽くした友達。

うーん、さすが、とうなってしまったおいしいクッキー。

本人も「見た目はシンプルだけど、すっごくおいしいよ」
って言って渡してくれた。

飾り気はないけど、でもいかにも「おいしそうな顔」。

サクサク感と、リッチなバター風味とほんのり塩味。

シンプルな材料だけに、他の商品と違いを出すのは難しいと思うけど、
シンプルだからこそ、直球勝負で印象に残る一品。




こういうお菓子、いいですね!

2012/09/02

ジャン=ポール・エヴァン 10周年記念と新作発表会

日本にジャン=ポール・エヴァンが出店してからもう10年。

年月が経つのは本当に早いと感じます。

日本のショコラティエブームを牽引してきたエヴァンさん、
新たなテーマを掲げ、さらにパワーアップしている印象を受けました。





先日、10周年記念のパーティー&新作発表会にお招きいただき、
六本木の会場へお邪魔してきました。

ノエル(クリスマス)~来年にかけてのテーマは「火遊び」。

会場に来ていた多くの人が、「どうして火遊びなんだろうね~」と思わず
笑ってしまったこのテーマ、エヴァンさんならではの遊び心が詰まっていると
思わずにはいられません。

そのコレクション、本当にオリジナリティに溢れていて
ユニークなものばかり。



マッチ、ダイナマイトなど、火や炎にちなんだモチーフのクリスマスケーキ。



「ビュッシュ ラ プティット マルシャンド ダリュメット」(マッチ売りの少女)
は、ショコラノワールのクルスティヤンとアーモンドのビスキュイに
オレンジとユズのジュレが入り、ショコラの濃厚な味に爽やかさが重なります。
とってもおいしい。

外見からは中身が想像できないと思うので、
断面はこんな感じです。↓
一番右側が、写真上のマッチ型のケーキ。



どれもユニークな外見からはイメージできない、シックな味わい。

それぞれ、スパイスの隠し味や、サクサクとした触感、柑橘の風味・・・など
何かしらアクセントになるものが加えられています。


次に、バレンタインの新作も試食させていただきました。


こちらも、火や炎をモチーフにしたショコラ。

「ホットなホットなホットなヴァレンタイン」がテーマだそうで、
“氷のような心も溶かしてしまうショコラ”のラインナップ。

ライチとバラの風味や、ユズのキャラメル+ショコラオレなど
聞いただけでもおいしそうな組み合わせ。

エヴァンさんの熱~い思いがこめられたショコラ、
まずは自分用ショコラで楽しむとして、誰にあげるか迷うところですね・・・!
「今年のテーマは火遊びなんだよ」っていうエピソードを
一緒に笑える方がいいですかねえ・・・?(笑)


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発表会の後は10周年の記念パーティー。
エヴァンさん自らが審査するという「マダム・ムッシュ ジャン=ポール・エヴァン
コンテスト」があり、事前にドレスコードのお知らせがありました。

エヴァンカラー・大人のピクニックを意識した装いで、とのことで
会場には、夏らしい大人のおしゃれを楽しんでいる方が多数いらっしゃいました。

そんな中、「マダム・ジャン=ポール・エヴァン」に選んでいただき光栄です・・・。
(ムッシュ・ジャン=ポール・エヴァンはあの「イデミスギノ」の杉野さんでした!
一緒にステージに上がって、エヴァンさん手作りのショコラショーを試飲させて
頂いた、という嬉しいおまけつき。)

でも、せっかく撮っていただいた記念のポラロイド、目をつぶっていた
自分にがっかり。つくづく、写真撮られるの、下手だなあ~って思います。

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クリスマスからイースターにかけて続々と個性的な商品が登場する
ジャン=ポール・エヴァン、ますます目が離せないシーズンになりそうです!