目の前に運ばれてきた球体にまずびっくり!!
そしてこの後、何が起こるんだろうというワクワク感。
このデセールは、「ドゥバイヨル」のカフェで
3月18日からスタートした新メニュー。
見た目はユニークな球体。
テーブルに運ばれてきた、ツヤっときれいなショコラのボールに目を奪われます。
そして、店員さんが温かいショコラのドリンクをかけると
少しずつ丸いボールが溶け出し・・・その変化からも目が離せない!
まさに、ここでしか味わえないライブ感。
この「なだれ」のように溶け出すのが
『アヴァランシュ(フランス語でなだれを意味する)』という名前の由来。
まわりを包んでいるショコラが溶けると、中からクランブルが
ちらりと姿を現します。
写真では見えないけど、クランブルと一緒に入っているのは
バニラビーンズを贅沢に使ったグラス バニーユ(バニラアイスクリーム)。
まわりのショコラが溶けていく様子に、
思わず「わー!」と声を出さずにはいられない。
ただ、このデセールが奥深いのは、単なる遊び心や面白さ、といったことではなく、
本国・ベルギーのシェフのこだわりが随所にあるところ。
まず、球体を溶かすべくたっぷりとかけるショコラのドリンク。
これは、お店で出している「ショコラショー」(温かいチョコレートドリンク)と同じもの。
こういう器でいただくと、まさに「飲むショコラのスープ」っていう感じ。
ちなみに、冷たいショコラのドリンクと温かいショコラドリンクは
それぞれに適した配合で作られているのがドゥバイヨル流。
次のこだわりは「グラス バニーユ(バニラアイス)」。
これはひと口食べれば味の違いがすごく良くわかる!
バニラの香り豊かで贅沢な味わいなのに、
余韻は後引かずすっきりしているのが特徴。
さらにクランブルの香ばしい風味と食感が加わり、
変化を楽しみながら食べ進めることができます。
温+冷 のコントラストだけではなく、とろける舌触り+カリっとした歯ごたえ・・など
様々な「食感」が同居しているのが楽しい。
バニラアイスにチョコをかけて食べる「ダムブランシュ」は、ベルギーの定番のデザートで、
今回の新デセールはそれをドゥバイヨル流にアレンジしたユニークな一皿。
球体はひとつひとつ、職人の手による手作り。
(なんと、クランブルやグラスバニーユが入った状態で本国から直輸入というから驚き!)
そこまで徹底して本国・ベルギーの味にこだわった『アヴァランシュ』。
結構ボリュームはあるけど、ショコラやアイスなどひとつひとつが上質な味で
甘すぎないオトナのデザート、という印象。
営業時間中はいつでも楽しめるのもうれしい。
・販売店;ドゥバイヨル丸の内OAZO店
・営業時間;9:00~22:00(L.O 21:30)