2018/08/14

ファインカカオの専門家によるチョコレートとアルコールのペアリング

ファインカカオとファインチョコレートの鑑定や促進、開発を目的に
設立されたFCCI(Fine Cacao Chocolate Institute)。

その創設者であるカーラさんと、同じくFCCIの
プロジェクト・コーディネーター、ホセさんが来日して、
8月13日(月)にチョコレートと5種類のアルコールの
ペアリングを楽しむ特別クラスが開催された。

会場は、蔵前の「ダンデライオン・チョコレート」




これまでに食べたことがあるチョコレートも、
ファインカカオやチョコレートの専門家であるカーラさんの解説で
改めてテイスティングできたのは とても有意義な機会。

そして、ホセさんの解説でそれぞれのチョコレートに合わせて
5種類のアルコールをペアリング。
ホセさんはワイン、日本酒、日本食、チョコレートの認定資格をもつ専門家。
この日は白酒、ビール、ウイスキー、ワイン・・と
いろいろなアルコールが並んでいて
どういう合わせたかをするんだろうとワクワクして受講。

すごく甘ーいハーシーズのキスチョコに白酒(パイチュウ)、
ダークチョコレートにはcoedoのブラック・ラガー。

アイリッシュウイスキーのカネマラも登場し、
マダガスカル産カカオの63%ダークチョコや、
メキシカンスタイルの「TAZA」チョコレートとの組み合わせも好み。

なるほど、こういうペアリングもありだなあ、と
新しい発見のある提案だった。




2018/08/12

フランセの新店舗/シンプルなお菓子と、デザインのこと

1957年創業の「洋菓子のフランセ」本店が、
横浜から表参道に移転し今年6月1日(金)にオープン。

フランセといえば、ブランデーケーキやミルフィーユが定番。

今回、表参道本店の限定生菓子「フランセパニエ」を食べて、
奇をてらわずに、シンプルにおいしさを追求することの大切さを
改めて感じた。





サクサクのパイ生地の中に入っているのは
北海道産の生クリームとマスカルポーネ、カスタードを
ブレンドしたクリーム。

とろりとやわらかくて幸せになる味。

パイ生地と一緒に食べたり、
クリームとパイを交互に食べたりしても楽しい。

この「パニエ」を入れるボックスのデザインが、またいい。

バレエのスカートを意味するパニエ、
バレリーナのイラストが散りばめられた箱には
3個のパニエが入る。

日持ちがする箱菓子とはまた違う、素敵な手土産になりそう。



このお店は、お菓子以外のインテリアやパッケージなど
デザインの細部にまでこだわっていることが感じられる。

ディスプレイされている食器は、フランスの食器屋さん「Astier de Villatte」のもの。

果物と木の実のお菓子をテーマにしているフランセ、
果物などを飾るダイレクトなものではなく
コンポートなど関連した食器を飾るという表現が素敵。

この「Astier de Villatte」は独特な質感と佇まいが良くて、
こういう食器が数点 お店にあるだけでも印象深い。





テーブルクロスの刺繍糸もこのお店のための特注。

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また食べたいと素直に思えるシンプルなおいしさと、
味だけではなくデザインが添える要素はとても重要で
大きな影響を与える、ということを
改めて感じたお店でした。