2018/08/12

フランセの新店舗/シンプルなお菓子と、デザインのこと

1957年創業の「洋菓子のフランセ」本店が、
横浜から表参道に移転し今年6月1日(金)にオープン。

フランセといえば、ブランデーケーキやミルフィーユが定番。

今回、表参道本店の限定生菓子「フランセパニエ」を食べて、
奇をてらわずに、シンプルにおいしさを追求することの大切さを
改めて感じた。





サクサクのパイ生地の中に入っているのは
北海道産の生クリームとマスカルポーネ、カスタードを
ブレンドしたクリーム。

とろりとやわらかくて幸せになる味。

パイ生地と一緒に食べたり、
クリームとパイを交互に食べたりしても楽しい。

この「パニエ」を入れるボックスのデザインが、またいい。

バレエのスカートを意味するパニエ、
バレリーナのイラストが散りばめられた箱には
3個のパニエが入る。

日持ちがする箱菓子とはまた違う、素敵な手土産になりそう。



このお店は、お菓子以外のインテリアやパッケージなど
デザインの細部にまでこだわっていることが感じられる。

ディスプレイされている食器は、フランスの食器屋さん「Astier de Villatte」のもの。

果物と木の実のお菓子をテーマにしているフランセ、
果物などを飾るダイレクトなものではなく
コンポートなど関連した食器を飾るという表現が素敵。

この「Astier de Villatte」は独特な質感と佇まいが良くて、
こういう食器が数点 お店にあるだけでも印象深い。





テーブルクロスの刺繍糸もこのお店のための特注。

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また食べたいと素直に思えるシンプルなおいしさと、
味だけではなくデザインが添える要素はとても重要で
大きな影響を与える、ということを
改めて感じたお店でした。