これは単なる“お菓子”ではなく大人の嗜好品であり
本当に奥深いものだっていうことを痛感させられます。
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ドモーリのクリオロ種チョコレート6種セット。 テイスティングにおすすめ。 |
創始者であり社長のジャンルーカ・フランゾーニさんの研究により、
アロマ性の高い良質なカカオの栽培が行われ
ドモーリでは多くの品種別チョコレートが誕生。
ジャンルーカさんは「発酵の期間がポイント」と考え、
品種により発酵期間を研究し、ジャッジしているといいます。
上の写真はクリオロ種のチョコレートのみ、カカオ分70%と75%の2タイプが
計6枚入ったもの。
口に入れると、すーっとなめらかな融け方で
舌触りは丸みのある印象。
ドモーリのチョコレートは、カカオマスと砂糖のみで作られていて
ココアバターは一切添加されていません。
でも、モソモソした印象や硬い舌触りではなく、
口の中でスルスルとほどけるような柔らかい感じを受けます。
チュアオ、プエルトマーレ、カノアーボ、ポルセラーナ、
プエルトフィーノという5種類はベネズエラ産カカオを使ったチョコレート。
それにプラスして、ジャワ産カカオのチョコレートが入り計6種類。
本当にどれも香りや口の中に広がる味わいが異なり、
同じベネズエラ産カカオでもこれだけ違うというのは驚き。
ハッキリとその違いがわかる6枚です。
私は、先日のアーテリジェントスクール(ショコラ講座)で
テイスティング教材としてご紹介したのですが、
初めてテイスティングする方にもおすすめできると思います。
あるものは華やかな香りがあり、またあるものはチェリージャムのような
きゅっと甘酸っぱい印象、また、ものすごくスモーキーなものもあったり・・・
と、品種や産地が違うカカオの味わいが楽しめるドモーリのチョコレート。
いずれのタブレット(板チョコ)にも共通しているのは
力強いカカオの風味があることと、すーっと口の中に広がる
雑味や混じり気のないピュアな印象。
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エクアドルのアリバ種を使ったチョコレート |
日本のバレンタインは伊勢丹のサロンデュショコラだけ・・・
という「DOMORI」のチョコレート。
通常は恵比寿にある「NONNNA&SIDHI」で買えるので
気になる方はチェックしてみてください!
来年のバレンタインに何か一緒に、テイスティングのクラスなどが
できたらいいなと考えています。
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ジャンルーカ・フランゾーニさんと。 |