2018/07/03

アイルランドの蒸留所/タラモア

ダブリンから西に行くこと80kmほど、タラモアの街の郊外にある
「タラモア蒸留所」を訪ねた。
この日は写真の通りのとおり、とても良い天気で眩しいくらいの青空。

















素晴らしい石造りの建物に一歩入れば ひんやりとした空気。
1954年に蒸留所が閉鎖されてから60年後、2014年9月17日にオープンした
新生タラモア蒸留所のシンボルは不死鳥(フェニックス)。
入口を入った正面にこのフェニックスがデザインされている。

ここで造られるのは3タイプのウイスキー。原料である大麦は全て
アイルランド産のものを使用し、ポットスチルウイスキーと
モルトウイスキー、グレーンウイスキーを造っている。
それらを同じ敷地内のウェアハウスで熟成し、瓶詰の設備で
ボトリングまでを行うアイルランド唯一のウイスキー蒸留所だ。

5万5千樽も熟成できるウェアハウスが4つもあり、
敷地内に製樽工場もあるその規模には圧倒された。
これまで遠く離れた日本で飲んでいたタラモア デューが、
こういう土地で、そしてこんなスケールで造られていることに触れ
 現場を見て感じることの重要さを体感した。

この日試飲させてもらった タラモアデュー18年シングルモルトは、
オロロソシェリー、バーボン、ポート、マディラの4つの樽でフィニッシュ
させたもの。
ウッディ、ドライフルーツの香りと、複雑な味わいがとても良かった。

「さらに100年以上続く蒸留所にしていきたい」という言葉が
印象に残っていて、どんなアイリッシュウイスキーをリリースするのか
これからが楽しみになる。



























2018/07/02

アイルランド・ダブリンの街歩き

先日、ウイスキーの蒸留所見学のため、
初のアイルランド・ダブリンへ。
現地で集合する他の方々よりも1日早く市内に入り、
まずは雰囲気を知りたくて街歩き。

緑が多くて清々しい。このダブリン滞在中は
ものすごく天気が良くて暑いくらい。
公園で日光浴を楽しむ人がとても多く、夏を楽しんでいる様子が印象的だった。



有名なアイリッシュパブのエリア。




そして、もちろんスイーツもチェックしたくて
カフェやスーパーなどのお菓子・パン売り場へ。



前から食べてみたいと思っていた
「エクルズケーキ(Eccles Cake)」を発見。
アイルランド独特のお菓子ではなく
イギリスのエクルズという町が発祥でその名がついている。

小さい円形の焼菓子というかペイストリーに近いようなもので、
中にはカラントがぎっしり。
ドライフルーツ好きな人はハマる味だと思う。

フレイキーペイストリーというハラハラとした食感の生地で
バターリッチな風味が特徴。
表面にはザラメのようなお砂糖がまぶしてあって
甘さも結構しっかりとあるけど、
紅茶に合わせて味わいたい 素朴なお菓子。